日本語入力ソフト(FEP)の基礎知識と操作

パソコンで日本語入力を行うためには専用のソフトが必要になります。日本語入力ソフトのことをフロントエンドプロセッサ(FEP)といい、Windowsにはあらかじめそのソフトがインストールされています。
Windowsに添付されているFEPは [MS-IME] です。(2000/4/1現在最新バージョンは MS-IME2000 )その他にシェアの多いものに、ワープロソフト「一太郎」に添付されている [ATOK] があります。

FEPの操作はそれぞれのツールバーで行います。ツールバーは通常デスクトップの右下の方にあり、自分の好きな場所に移動できます。下図はそれぞれのツールバーを日本語入力の状態にした時のものです。

MS-IME2000のツールバー  → 
MS-IME97のツールバー  → 
ATOK12のツールバー  → 

ローマ字入力とかな入力

文字の入力方式には [ローマ字入力] と [かな入力] とがあります。入力方式とは、キーボード上のキーの選び方のことです。

ローマ字入力 日本語を入力するとき、キーの「英字」を利用する方法

「曇り」と入力したいとき

      のキーを押します。

かな入力 日本語を入力するとき、キーの「ひらがな」を利用する方法。
アルファベットを入力する際は設定の切替を必要し、キーボードのアルファベットを使って入力する。
また数字を入力する際も、切替が必要。

「曇り」と入力したいとき

   のキーを押します。

 

 参考
一見かな入力の方がキーを押す回数が少なくて楽なように見えますが、日本語を入力する際に必要なキーが、ローマ字入力]の場合26キー、[かな入力]の場合56キーと、[かな入力]は配置を覚えるキーの数が[ローマ字入力]の倍以上もあります。入力方式が定まっていない人、これからパソコンを始める人には[ローマ字入力]方式をお勧めします。

入力モード

入力モードとは、キーボードから入力したときに画面に表示される文字の種類のことです。

ひらがな ひらがなで表示されます。漢字、全角カタカナに変換することができます。
全角カタカナ 全角カタカナで表示されます。ひらがな、漢字に変換することができます。
全角英数 全角英数で表示されます。半角英数、大文字と小文字を組み合わせた数パターンに変換することができます。
半角カタカナ 半角カタカナで表示されます。ひらがな、漢字、全角カタカナに変換することができます。
半角英数 半角英数で表示されます。全角英数、大文字と小文字を組み合わせた数パターンに変換することができます。
直接入力 直接英数が入力できます。変換操作はできません。

キーボードを使った入力モードの切替

を押しながら キーを押すと[ひらがな]モードと[直接入力]モードが切り替わります。

*以前に設定を変更している場合は異なることもあります。